1960年台初頭、歌手になることを夢見て、17歳のエクトル・ラボー(マーク・アンソニー)は故郷プエルトリコからニューヨークにやって来た。情感溢れる美声でナイトクラブに集まる人々を魅了、1967年にはラテン音楽の新進レーベル、ファニア・レコードからウィリー・コローン(ジョン・オルテス)と共にアルバム「El Malo」をリリースする。その後、彼はサルサムーブメントに乗って瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていった。しかし、輝かしい成功の影で、私生活は破滅の一途を辿っていく。ドラッグや酒に溺れ、かけがえのない家族を失い、やがて自殺未遂まで引き起こしてしまう。20年間連れ添った妻プチ(ジェニファー・ロペス)ですら、彼を深い闇から救い出すことはできなかった。だが、エクトルはいかなる時も人生を歌い続けた。そして人々は彼を愛し、求め続けた。エクトル・ラボーこそがまさに、歌手の中の歌手“エル・カンタンテ”なのである……。 伝記
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